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福岡県保健医療介護部薬務課様

若年層への大麻乱用防止啓発広告

「はっきりと断った」篇
「自分の気持ちをまっすぐ伝えた」篇
「話題を変えて危険を避けた」篇
「その場から立ち去った」篇

【広告名】 きみはどう対処する?
【背景・目的】
福岡県は令和4年の大麻検挙者数は349人と高い水準にあり、30歳未満の若年層が7割。動機は「誘われて」が65%という状況を踏まえ、県内の若年層に大麻から身を守る4つのキーワードのREALの原則[Refuse断る Explain伝える Avoid避ける Leave立ち去る]に対応した「大麻の誘いへの対処法の啓発」を目的とした広告をコンペにて募集。当社が受託致しました。

【実施内容】
・今までの薬物乱用防止広告はそのほとんどが「恐怖訴求」で薬物乱用の怖さや「ダメ。ゼッタイ」というコピーから違法性が伝わる一方、若年層の99%が「関係ないこと」 であり、広告自体に興味関心を持たれていないのが課題だった。
その課題を解決し、まずは先入観なく本広告を閲覧してもらい、「大麻の誘いへの対処法」を伝えるため、大麻乱用防止啓発広告であることが最後に分かる構成になっています。CM、ポスター共に「何の広告だろう?」と興味を引き、見続けると実は「大麻の誘いへの対処法」だったと後から気づきを与える内容になります。
・REALの原則を用いた「大麻の誘いへの対処法」を伝える4本の大麻乱用啓発CMとポスターを作成。​
・WEBCMは、若年層が興味を持ち、MVでトレンドのリリックビデオの手法を取り入れた15秒のアニメーションCMとなっており、短時間で大麻の誘いからの対処法に興味をもってもらう内容となっています。
・YouTubeチャンネル「No Drugs Fukuoka」で公開。YouTube・TikTokに広告を配信し、若年層を動画の視聴に誘導。若年層に深くアプローチできる下記オンライン、オフラインの広告施策で全方位から啓発広告を行ました。
【実施内容】
[WEBCM]「はっきりと断った」篇15秒 「その場から立ち去った」篇15秒 「話題を変えて危険を避けた」篇15秒 「自分の気持ちをまっすぐ伝えた」篇15秒の全4本
◯YouTube・TikTokCM/[期間]11月1日〜11月30日
[ターゲティング]34歳(若年層)以下[配信地域]福岡県全域
OOH
[地下鉄・JR用中吊りB3ポスター]福岡市地下鉄 博多↔︎西唐津(10/31〜11/13) JR 博多↔︎小倉(11/14〜27)
[B3ポスター]県内全域の中学高校、専門学校、大学、ネットカフェ、ボウリング場、自動車学校、その他関連施設の県内500ヶ所に掲示。12月〜1ヶ月間福岡県内全店舗のローソンに掲示。
【成果】
◯YouTube・TikTok合計150万再生
◯1アカウントへの平均表示頻度:YouTube 1.9回・TikTok 3.3回
【広告の反響・その後の展開】
プレスリリース後、朝日新聞にて報道された。https://www.asahi.com/articles/ASRC97DKCRC1TIPE00Q.html
・広告を見た福岡大学学長から福岡県警察経由で福岡県に依頼があり在学生向けポータルサイトで閲覧できるよう動画を提供した。
・配布した一つの高校から広告が評価され、全30クラス分ほどのポスターの再納品を希望され再納品済。
・北九州市から大麻乱用防止広告とし使用したいと依頼があり、小倉駅改札前の大画面「JAMビジョン」で冬休み期間中に放映された。
・TikTokの「ゲーム広告に見えた」「なんかの漫画家と思った」とのコメントから大麻の広告と認識されず、先入観なく最後まで見てほしいという制作側の狙いが達成できた。
・「絵柄が素敵」「関係ないけど静止画上手いですね」とのコメントからデザインとして良いと視聴者に評価された。
上記により広告的にも視聴者、社会的にも一定の評価を得た。社会問題となっている大麻乱用に対し乱用防止啓発の一端を担い、「大麻の誘いへの対処法」を伝えられたこと、一定の評価を得られたこと、「大麻って身近にあるの?」「大麻ってドラッグなんだ!」などのコメントから視聴者に気づきを与えられたことは作り手として達成感があり、微力ながらも社会に貢献できたと感じた広告になりました。

[地下鉄・JR用中吊りB3ポスター]
[B3ポスター]